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書籍の詳細

magosho1011
▼書誌データ
発行1998年8月
ISBN4-88269-407-7
サイズ182mm×128mm
仕様B6判・300頁・並製本

孫たちへの証言第11集

―今だから語れること【収録97編】―

編・著者

福山琢磨 編

価 格

定価 1,296円 (本体1,200円+税)

書籍案内

»国敗れても、なお生かされて(松井 光江)
»戦後の引揚援護局で目にした数々の悲劇(奥村 モト子)
»浦賀検疫所へ召集され懸命に働く(細越 キヌ)
ほか

在庫状態 : 売切れ

売切れ

詳しい内容

孫たちへの証言第11集 【収録97編】
目次 著者 住 所
(投稿時)
年 齢
(投稿時)
◆第一部 国内での体験
国敗れても、なお生かされて 松井 光江 埼玉県所沢市 75
戦後の引揚援護局で目にした数々の悲劇 奥村 モト子 大津市 73
浦賀検疫所へ召集され懸命に働く 細越 キヌ 横浜市 70
地獄のコレラ船で検査を担当する 越知 明尋 兵庫県神崎郡 76
不時着のパイロットと二十八年後の出会い 大瀬 輝男 埼玉県入間市 64
無駄にするな特攻隊員の死 板津 忠正 愛知県犬山市 73
殺した動物の前でお坊さんがお経をとなえる 野村 迪子 徳島県那賀郡 69
機銃掃射で右手を失った私の叫び 豊村 美恵子 千葉県我孫子市 71
地上戦に巻き込まれた沖縄の住民 宮城 幸江 沖縄県宜野湾市 65
神前にたたずみ、死を決意していた祖父 玉置 千代 三重県伊勢市 61
「万一の時はこれを飲め」と紙包みを渡される 川辺 靖子 東京都東村山市 68
子供を支えに、激動の戦中戦後を生き抜く 花田 貴光絵 佐賀市 83
女川湾内爆撃の生き地獄 宍戸 千代子 宮城県亘理郡 71
機銃掃射を浴びつつ卒業試験 小谷  茂 東京都昭島市 68
炎の中の奇跡の生還は貴重な財産 脇  久子 横浜市 67
生まれたばかりの赤ん坊を背に母は逃げる 尾高 都子 千葉県東金市 63
勤労動員で東京大空襲後の死体処理をする 浅田 庸一 神奈川県三浦郡 69
女子挺身隊として湯浅伸銅で飛行機の部品を作る 濱  幸子 大阪府堺市 73
大阪大空襲で地下鉄に避難し助かる 藤田 道也 浜松市 65
大阪大空襲の翌朝、母を探し焼け跡を行く 杉山 富子 大阪府泉大津市 74
大阪大空襲の中、もらい乳で生き返った赤ん坊 芦田 寿々子 大阪市 75
神戸大空襲で、父母を含め八人が犠牲に 船曳  悟 神戸市 67
和歌山の空襲で火災竜巻の怖さをみた 平松 茂昌 愛知県岡崎市 69
大火傷の妹のもとへ被爆の母を大八車で運ぶ 原田 正俊 広島市 68
先輩の犠牲によって救われたわが命 浜崎 慶嗣 USA 64
呉で特殊潜行艇「マル六」の出撃を見送る 高森 ミツ子 広島市 70
学徒動員で散った「浜口喜代美さん」 宮崎 千恵子 千葉県我孫子市 65
リヤカーを使って肉弾特攻隊の訓練 富田 亮一 東京都 77
男声四重唱で各寮を回り、生徒を励ます 野村 芳雄 滋賀県大津市 83
学校も兵舎となり、村も戦場で避難生活 岡元 イクエ 鹿児島県鹿屋市 70
「よそ者、非国民」呼ばわりされた疎開先での辛い体験 武之内 みどり 東京都町田市 65
祖母の勇気ある行為を心の遺産に 佐藤 茂造 大阪府南河内郡 65
紙幣用の証紙を手書きして貼りつけたが 清水 忠義 茨城県土浦市 68
戦争と初恋 下村 みどり 京都府船井郡 70
敗戦で蜂起した軍の一員に巻き込まれる 角海  武 栃木県芳賀郡 73
ムキになって愛国少女を演じた私だったが 後藤 英子 東京都 76
◆第二部 国外での体験
「勝組」「負組」で血の争いをしたブラジル移民 村山 軍喜 神奈川県藤沢市 72
満州電業「阜新火力発電所」の集団自決未遂事件 久保田 美雄 鳥取県米子市 61
赤紙の使命感を一身に日赤救護従軍看護婦としてルソン島へ 中野 トミ子 横浜市 74
あわやの場面幾度か、生かされた遥かなる道 安部 ゑみ 千葉県四街道市 78
白骨街道の悲惨さ、今こそ語り継がねば 吉原 忠男 新潟県上越市 78
非戦闘員、三十八度線を越え生きて生還せり 村本  修 鳥取県日野郡 65
よくぞ生きて帰れたと人生の奇跡をかみしめる 亀山 茂弘 岡山県倉敷市 73
鉱山から逃走し船員になったが、死線をさまよう 佐藤  伸 室蘭市 72
パラオ諸島での想像を絶する飢餓生活 井出  実 長野県上高井郡 81
「遅れずについて来い」 小谷 時雄 鳥取県西伯郡 77
血書で特攻隊へ志願、幾度も死線を越えて 小川 真弘 愛知県渥美郡 70
こんな顔に誰がした 小菅  実 神奈川県藤沢市 76
“愛は国境を超えて” 信原 武敏 鳥取県東伯郡 72
薬殺の現場を目撃、ずっと心の重荷に 池川 福市 倉敷市 82
発動機船を雇っての北鮮脱出 足岡  隆 鳥取県境港市 84
我らが命の歌「異国の丘」に思う 本間 喜市 埼玉県坂戸市 73
苛烈な労働の中、母の一念が夢で私を呼ぶ 林   照 東京都 73
極寒の地、樺太での捕虜生活と飢渇の食体験 古仲 敏員 大阪府能勢郡 76
大陸の花嫁となった「満州女塾」の乙女たち 長谷山 アイ 秋田県平鹿郡 73
三江省東北村開拓団「瑞穂屯」の最後 高橋 アヤ 秋田市 78
一人とり残され、あわや私も残留孤児に 田中 道子 東京都 64
焼き殺され、撃たれて、五人が生き残り孤児に 小林 ユキコ 新潟県新井市 76
般若心経を唱えながら仏像や位牌を焼き、北朝鮮を脱出 西村 誠一 和歌山市 64
多くの人に助けられ生きながらえて祖国の土を踏む 高嶋 光夫 福岡市 89
バリ島沖海戦で九死に一生を得る 佐藤 次郎 埼玉県春日部市 79
翔鶴の最期、戦争で負った心の傷は生涯消えず 筑田 六郎 北海道北見市 73
バシー海峡で船は撃沈され漂流十四時間 小宮 勝介 福岡市 75
航空戦艦「日向」の最期 森  正年 大阪市 74
敗戦、混乱の大連で四児をかかえて生きる 久保田 ミハ 北海道川上郡 83
残留孤児たちにとってまだ終わらない戦後 松田 縫子 札幌市 78
◆第三部 亡き人たちの証し
震災で発見された祖父からのメッセージ 山田 貴子 神戸市 34
戦犯として処刑された義兄 伊東 政吉 大分県佐伯市 79
アッツ島で散った兄、米軍牧師の手で埋葬 矢野  義 大阪府箕面市 70
メレヨン島で戦死した兄「上田一保」 上田 弘子 小樽市 74
原爆患者の舅と、看護に尽くした姑の姿は心の財産 横山 文子 岡山県笠岡市 63
マヌス島におけるBC級戦犯処刑の地を訪れる 田所 良信 横浜市 67
長兄は重傷、次兄は南方で戦死、三兄は無事復員 額賀  光 東京都保谷市 70
半世紀ぶりに知る兄の戦死詳報 野口 サク 東京都八王子市 67
陸軍病院へ退院の願い入れられず、夫逝く 岡村 めぐみ 高知市 82
戦友に託された兄の日記が形見に 江口 キヌエ 佐賀市 70
西部ニューギニアに散った兄 根岸  保 埼玉県児玉郡 67
空中戦で散華した夫が植え付けた精神、今も 高木 照子 広島市 75
氷雪のシベリアから帰り、弟の戦死と父の死を知る 山田  誠 兵庫県城崎郡 82
ニューギニアで玉砕した父の思いを胸に秘めて生きる 橘  信子 高松市 64
「夫の部隊との不思議な出会い」母の遺稿に 森島 マサ子 大阪府柏原市 62
遺書となった父の手紙に支えられて生きる 三浦 崇志 秋田県山本郡 59
父の戦死で強い偏見を持つようになった私 横浜 郁子 札幌市 64
佐世保海軍航空隊で殉職した兄を思う 岡野 武弘
(旧姓・井尻)
神奈川県相模原市 67
戦病死した父の実像を求めて 中山 幸子 千葉県松戸市 58
特殊潜行艇でディエゴスワレス湾に散った兄 岩瀬 清幸 高松市 72
夫を戦争で奪われ、寡黙に働き続けた母 三浦  久 札幌市 68
復員し、家族の死を知らされて私が泣いた日 宇田川 政吉 東京都東久留米市 76
ビルマで戦死した弟を想う 山田 儀七 香川県大川郡 83
◆第四部 戦後、それからの私たち
英語復活で甦った「行動力」の父 前田 宗昭 東京都 67
駅に積み上げられた“野ざらし”の借金が腐る 野平 和男 茨城県稲敷郡 69
美味しかった、あのチョコレートの味 川田 重直 神奈川県厚木市 60
多くの人の力に支えられて戦後を生きる 佐合 志づか 岐阜市 84
逃亡生活に終止符を打ち巣鴨へ 橋山  登 埼玉県上福岡市 78
粥弁当の思い出 藤木 清子 大阪府羽曳野市 65
醜の御楯・極限からの覚醒 青島 卓治 横浜市 74
復員し、戦争をのろった父 月見 芳江 長崎市 65