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戦記

庶民の戦争体験や部隊史など。満蒙開拓や引き揚げ体験、学童疎開など、多岐に及びます。最近は遺族による戦死者の顕彰、墓参報告記なども。これらはまさに“紙の墓標”ともいえます。

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『大阪大空襲の夜』

竹村健一 著

第二次世界大戦から半世紀…。大阪には、大小あわせて54回の空襲があり、そのうち7回が大空襲といわれるもので、この『大阪大空襲の夜』は、最初の大きな空襲だった。
今の小・中学生の皆さんに「戦争と平和」について考えていただきたい。

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『はらぺこのうた』

竹村健一 著

筆者は小学校校長。学生時代、漫画家を志し手塚治虫さんや横山光輝さんらと漫画の単行本を出したことも。
子供たちに「戦争」を理解しやすいようにと自分の体験を漫画本にして出版。教材として、他の学校でも利用されている。
2017年8月8日増刷出来。

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『覚 醒―撫順戦犯管理所の六年』

中国帰還者連絡会 訳編

『なぜ、極東軍事裁判で28名の日本A級戦犯が、罪を認めようとしなかったのか。それに反し、中国で裁判を受けた日本の戦犯たちが、自らに極刑を科すよう求めたか』。この書は、これに答えようとしている。
日本人戦犯が、認罪し、鬼から人へ変わっていった希有の記録。

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『私たちは中国でなにをしたか』

中国帰還者連絡会 編

本書は1987年、三一書房から刊行、絶版となっていたのを『覚醒』発行にあわせて新版したもの。
『覚醒』が中国側からの管理所の記録であるのに対し、本書は「管理された」日本人元戦犯の手記で、ドラマチックに管理所での生活展開が構成されている。

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『白狼の爪跡』

永富博道 著

1945年8月、日本が敗戦してから後も、中国・山西省にとどまり中共軍と戦った日本人2万人がいた。そのリーダーの1人だった著者が、深い反省の上に立って反戦、恒久平和、日中友好を願う。
ほとんど知られていない敗戦直後の山西省・太原の事情なども書かれている。

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『軍靴とタカラヅカ』

松本順司 著

『戦時中、宝塚の民家でコンサートが開かれていた』筆者は読売新聞記者、「有り得ない」書きたい衝動に駆られ早期定年退職したが、ピアノの持ち主探しに十年かかった。事実だった。温暖な気候と歌劇によって育まれた文化的環境が奇跡を起こしたのでは……と結んでいる。

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『ノーモア広島・長崎』

福山琢磨 編

孫たちへの証言23集までの手記の中から37編の原爆体験を英訳し、電子書籍として世界に発信した。
日本語・英語を併記した紙の本も併せて発売。核の恐ろしさが1編1編に渦巻いている。
≫広島の惨状「口外ならぬ」と軟禁(九十歩 克三)ほか

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『学童疎開』

福山琢磨 編

国民学校の学童集団疎開から70年となる。実施に至る経緯のほか当時を体験した43人の生々しい証言を収録した。

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『あの日、あの時 国民学校一年生の記憶』

絵と文 矢野 博

大平洋戦争末期、大阪は50回を超える米軍による空襲で甚大な被害を受けた。著者は3月13日から14日にかけての第一次大空襲を体験し、決して忘れられないと述懐する。あの悲惨な戦争の時代を幼い子供だった著者が体験・目撃したことを次の世代に伝えるべく、戦前・戦中・戦後の人々の暮らしや街の移り変わりを漫画調で描いた。大阪を中心に子どもの目線で描かれた、熱い思いのあふれる作品集となっている。 著者は映画館の看板描きを永年、業としてきただけに、火の粉の渦巻く中を逃げまどう群衆の狂気に満ちたリアルな表情に衝撃を感じる。

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『集団服毒自決 生還への手記』

岸 チヨ

ソ満国境を侵犯、攻め込んだソ連兵と暴徒と化した現地住民に蹂躙され、地獄となった竜江省訥河県下学田開拓団の奇跡をつづる。団員は追い詰められ集団服毒自決を決行するが、著者である少女の機転で一部の団員は毒消丸を飲み助かる。自決者の家に火を放ち遺体を土に埋める。 昭和63年の再訪の旅が実現したのを機に手記をまとめた。

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